2004年05月10日 ピースケ

要約

この文書は XDNML Ver. 0.03 について述べられたものです。
XDNML とは eXtended Digital Novel Markup Language の略で、花梨氏策定の DNML を拡張したものです。

1 記述の定義

書式の記述について、以下の定義をします。

  • [ ] 内の属性は省略可能を表します。
  • 斜体文字の値は可変であることを表します。

2 主な構造

XDNML の主な構造は以下のようになっています。

<dnml>
<head>
</head>
<body>
</body>
</dnml>

タグやパラメータ名は大文字と小文字を区別しません。
表記は揃えることを推奨します。以下のような表記は避けるべきです。

  • <br> と <BR>、<Head> と <HEAD> を混在する
  • <heAd> など、先頭文字以外のみを大文字にする

可読性に問題が発生する恐れがあります。

3 head タグ

head タグの内側には初期設定項目を記述します。
初期設定項目は以下のものです。それ以外のタグは記述できません。

  • stage タグ
  • screen タグ
  • space タグ
  • window タグ
  • plugin タグ
  • icon タグ
  • cursor タグ
  • meta タグ

書式:
<head [inherit="boolean"]>

inherit 属性に “true” を指定すると、ジャンプ元の設定を継承します。

例: <head inherit=”true”>
</head>

4 body タグ

body タグの内側には本文を記述します。
初期設定タグのうち、以下のものは本文中でも使用できます。

  • window タグ
  • icon タグ
  • cursor タグ

書式:
<body>

5 meta タグ

各種情報を記述します。
name 属性の値の解釈は、各ブラウザによって定義します。

書式:
<meta name="info_name" content="info_content">

使用例 – 作成者情報を付加する:
<meta name="author" content="ピースケ">

6 DNML 準拠のタグ

DNML 準拠のタグは、その仕様に変更はありません。

7 DAR ファイル

DNML ブックを配布するときの一般的な形式は LZH アーカイブ形式でした。
XDNML ブックは DAR アーカイブ形式で配布することを推奨します。

この形式は XDNML ブラウザに直接渡し、実行するために策定された形式ですが、ブラウザがそれを実装することは強制ではありません。

DAR ファイルの形式については別紙 DAR ファイル形式 仕様書 を参照してください。

8 choose タグ

選択肢を定義します。
<choose> ~ </choose> に挟まれた間を選択肢として表示します。
以前の形式では選択肢の間に改行を挟むのが困難だったため、このように変更しました。

サンプル:
<choose>
<a href="#c01">選択肢1</a><nl>
<a href="#c02">選択肢2</a><nl>
<nl>
<a href="#c03">選択肢3</a>
</choose>

9 end タグ

alt 属性を msg 属性に変更しました。
alt は、alternate (代替) の略であり、属性名として不適切ですので、このように変更しました。

以上です。ご意見をお持ちの方、および追加要素をご希望の方は、コメント、またはメールにてご連絡ください。

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